兵児帯の魅力
なにかと半幅帯を〆る。でも、兵児帯(へこおび)も大好き。
子供の帯、祭りの浴衣帯、そういう固定観念もあるけど、じつは、いろんな風にアレンジがきいて、パーティのときにも重宝。それが兵児帯と、るりはは考えています。
遊び人=兵児帯、そういうイメージもあったようで、普段は角帯の男性でも、女遊びに出かけるときにゃ、兵児帯を〆たとか。
太物屋・染織勝部のKOSODE師匠によれば、兵児帯が全国版になったのは、明治以降と云う。というので、歴史を調べてみれば、たしかに薩摩藩が東京に勢力を伸ばして、薩摩流のファッションが受け入れられたらしい。
薩摩藩士が洋装の軍服でありながら、日本刀を腰につけようとしたので、そのとき重宝したのが兵児帯だとか。和洋折衷にも柔軟に対応できる、それが兵児帯の魅力ですね。
兵児帯はそもそもは男性の装束だったわけで、ほとんどのルーツが花魁にある着物の歴史の中では、特異な存在かも。着物は進化しているのだ、それを物語る生き証人が兵児帯とも。
さて、今回、るりはが〆た兵児帯は??
手染め、しかも草木染、「天然&ひらめき」による、独創的な手作り帯です。 どれだけ独創的か? まずは帯そのものの写真をUP!
(写真協力・染織工房・勝部)(るりはが、いただいたものと少々色使いが違う?)
↑ 正絹を草木で手染めした帯です。明暗の二色で、染め分けの帯。色のあんばいは、染め手のひらめきと、偶然によるもの。
↑ は草木染めでも、手絞りの帯。正統派とも。
正絹の草木染は、さすがに手触り最高、光沢バツグン。存在感ばっちりです。写真で見せていただいただけでは想像しきれない、深い感触があり、その良さに納得しました。
さて、るりはは、このような二本の変わった兵児帯を、KOSODE師匠から譲り受けたのです。二本? 染め分けの帯と、絞りの帯。いずれも個性強烈なシロモノ。さて、るりはには、どんな企み(たくらみ)があったのでしょう?
そして、その企みは、成功したのでしょうか、失敗に終わったのでしょうか?
はてさて――??
その結果の前に――![]()
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さて、二本の兵児帯の行く末は?
へへへッ……これぞ名づけて『金魚結び」じゃ!
↑真後ろからの姿。 ↓横からの姿。
着物が、少々不恰好なのは……帯が映えのではないかと、めずらしくプレタ着物に袖を通したから。糊がバリバリ、洗っても容易に落ちない、そして、すごく皺が深くつく。綿麻着物とはいえ、ほんとうに皺だらけになって、着心地悪し。手ごろだからと購入して、けっこう後悔。伝統織物にまさる着心地なし。
と――金魚結びの『金魚』もKOSODE師匠のご感想をいただいたもの。
KOSODE師匠曰く「『金魚みたいでイイ!」と。
金魚ぷくぷく、ひらひら、可愛く泳ぐ。じつは、金魚は二匹が合体したもの――兵児帯を二本使いにして、テキトーにアレンジしたもの。一本じゃ寂しいかも、二本なら華やかに、いろいろアレンジできるかもという思いつきを実行!
で、気になるのは、前の姿ですね。
前は、今回はこんな感じです↓二本の帯の出し方で、表情を無限大に楽しめます。
兵児帯は、自由奔放。帯揚げも帯締め、枕も板も、いっさい必要ありません。必要なのは〆る人のセンスのみ!
創作意欲満々の作家には……たまらない、そそる帯、それが兵児帯でありまする。
なお、この帯は、市販品ではなく、特注品であり、同じものは二本とできない偶然の産物であります。もー。私みたいに気ままな奴。KOSODE師匠によれば『変人・対処用帯』だそーです。変人でどーも、スミマセン。
それでもやっぱり欲しいという方は、お問い合わせください。(哀願すれば作っていただけるかも)染織工房勝部のHPへリンク
さて、撮影だ、〆きりだ、打ち合わせだと……ようやく更新ができた着物ブログです。こちらのブログにも、着物写真をUPしています。少々エロいですが、モデルは大マジメであります。次作品にかける、るりはのチャレンジの一環です。猫も知らない女のカラダアルバムへリンク
ついでに、作品予定のお話を――専門であります『猫』の本の新刊書として、飼育本の執筆を開始しました。「愛して幸せニャンコ――みんなが知りたい猫の愛し方」(仮題)。
それからケータイ小説の新シリーズを検討中。それから、性の本の新刊本も進行中。
ああ、アウトドア料理本もです。
そして着物記事の執筆――小学館のネット雑誌『SooK』での、着物記事の連載ですが、リニューアルの編集が少々遅れています。リニューアル時期が確定したなら、最初に着物ブログにて、皆様にお伝えしたく、ヨロシクです。
↓は先日の打ち合わせ終了後に、ほっとして写真をパシャリ。現代物の久留米に、みんさ帯(草木染め手織りの綿帯)
みんさ帯は、白くておとなしめだから、少々ずらして、前幅を太めに見せてます。帯締は、正絹の真田紐を斜めに結んだもの、着崩れて斜めになったわけではないので、念のため。
最近、テレビに縁ができて、ボチボチと仕事が。
と――何から手をつけてよいのかわからぬ日々の連続。日曜日にはブログ広告会社のパーティの予定を入れていたのですが、母の一周忌であると兄から連絡を受け、実家にすっとんで行くことに。
きっと麻の小千谷に兵児帯で出かけるのではと思います。
こちらも多忙なお方『お羊屋』さん、ヤフオクとネットショップの二刀流で頑張ってられます。エールを送りたいです。
一人でデザインして縫製して販売……どうやったら、それだけの仕事がこなせるのか不思議です。
お羊屋のお師匠様には、伝統織物の古布のリメイク帯の制作をおねだりしています。なんでも、牛首紬をゲットしたとか!! ドキドキ。
どんな帯で出来上がるのかしら? もぅ、首が長くなりすぎて……って、私、もともと首が長くて、死んだ母が「うちの娘はロクロ首だから着物が似合う」って、褒めけなしていたっけ。(褒めけなし=褒める&けなす)
そう、お羊屋のネットショップにも、じつは、二本使いの兵児帯が並んでいるではありませんか! すごーい、偶然の一致。似たもの同士だから、同じことを考える?
↓ケータイ小説『岩崎るりは猫短編集』、バーコードでダイレクトにアクセスできます!
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本ブログはオリジナルです、写真や文の無断転載を禁じます。 
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Author:岩崎るりは
作家・サイエンスライター・猫研究家
毎日&毎時間が着物ライフ
木綿着物&手拭い&腰巻&猫が必需品
代表著書『猫のなるほど不思議学』(講談社ブルーバックス)
近刊予定
『ピュアセックス実践入門』(仮題)(講談社より11月刊行予定)
『猫はなぜニャンと鳴く?』(平凡社新書より来春3月刊行予定)
『洗いざらし着物生活――ラクチン木綿着物の12ヶ月』
ただいま制作進行中!